東洋医学では、人の身体には「気血の流れ」の通り道である「経絡」が張り巡らされていると考えられています。
「経絡」には経絡と経絡を結ぶ「駅」のような箇所、いわゆる「ツボ（経穴）」が存在します。道路でいえば交差点のようなものです。
鍼灸治療では、その「ツボ」に鍼や灸で刺激を与えることにより、全身または対象となる経絡を活性化させ、「気血の流れ」を 改善することで体調の回復を目指します。そのため、当院では全身治療を基本としています。

【当院の鍼治療】
当院では２つの鍼治療を実践しています。
①置鍼法・・・鍼を刺したまま少し時間を置く手法です。
②散鍼法・・・鍼を細かく打つ手法です。
どちらも痛みが少なく、また的確な部位に効率的に治療ができる方法です。
当院で使用する鍼は滅菌消毒された使い捨てのものですので、衛生面もご安心ください。

【当院の灸治療】
当院のお灸は、もぐさと呼ばれる土台を体表に置き、そこに線香で火を点けて熱を伝える知熱灸です。
当院では、お灸をする箇所に保護シールを貼り、お灸のあとが身体に残らないように留意しています。
また、もぐさに火を入れたあと、火の熱が身体に達する前に指で火を消し、過剰な暑さが身体に伝わるのを防ぐ方法も行っています。

ご高齢の方やお身体の不自由な方など、来院が難しい患者様には当院のはりきゅう師がご自宅に伺い、治療させて頂きます。 訪問日時についてはご相談に応じます。
ご自宅で治療する際に、何かご用意頂くものは特にございません。横になられたままで結構ですので、お気軽にお問合せください。 ※治療費の他に往診料がかかります。

「自分でお灸をやってみたいけど、身体のどこにどうやってお灸すればいいのだろう？」
「こういった症状の場合、どこのツボにお灸をするのが効率的なんだろう？」
「そもそも、どんなお灸があるの？」
など、お灸をご自身でやってみたい方へ、お灸のしかたをレクチャーさせていただきます。
このセミナーは、セミナー受講を希望される何名かのグループで実施いたします。そのため、グループの代表者の方にお申し込みいただき、皆様で当院にご来院いただきます。
セミナーでは、当院のはりきゅう師が実際にお灸を使ってご説明いたします。
一度覚えてしまえば、ご自身で都合の良い時間にお灸をすることができるようになりますので、ぜひ一度お試しください。